船積書類は誰が作成するの?貿易の仕組みを知ることの重要性

輸出を始められる方の中には、「通関は通関業者に任せればいい」というご認識の方は多いです。
実際に、始めたばかりの輸出事業。売る事に集中するため、契約ができたら、船積みは
専門の業者に任せるのが良いと考えられるのは当然です。

では、通関事業者に任せるについて、どんな情報を伝えるべきでしょうか?
例えば、通関事業者は こんな事を聞いてきます。
「この商品は いつ出荷できる状態になりますか?」
「価格はいくらで売りますか? 契約書コピーは頂けませんか?」
「出荷の個数はいくつですか? 梱包明細を頂けませんか?」 などといったことです。

これらの質問に1つ1つ答えるのは大変なので、通関依頼書と共に、
「Invoice」「Packing List」を、作成して 渡すのが一般的です。
最近は、有料ですが、このインボイスを作成してくれる通関事業者もあります。

これら3つの書類を自社で作成し、通関事業者へ渡し、無事に輸出許可がおり、
荷物は予定の船に載ったとします。
すると、船会社は 船が出航すると船荷証券(B/L)というものを発行するのですが、
この発行手続きも 通関事業者が行い、手元に届けてくれたとします。

手元に届いた船荷証券はどうするのでしょうか?
これは、輸入者が輸入通関申告に 必ず必要な書類ですので、相手方に
発送しなければなりません。
この発送の経路が、なんと、輸入者との支払い条件によって、異なるのです。
つまり、どんな契約で どんな支払い条件をしたかという事が、影響します。
通関が終われば、通関事業者は ほぼ何もしてくれません。
輸入者が荷物を引き取るための書類は、自社で作成しなければなりません。
この業務を、船積書類作成 買取書類作成 等と言いますが、
最初のうちは、完成までに1日中かかります。

そんな人員はいない と言う場合は、当社のような商社を通して販売する。 
もしくは 書類作成代行を依頼する ということになります。
(少々宣伝になりましたが)

どんな契約をしたかにより、船荷証券に記載する言葉も異なります。
ここで申し上げたいのは、契約と船積は 業務の流れとして別物であるけれど、
契約内容(特に支払い条件)ごとに船積みや船積後の対応が異なるということです。

ここからは、宣伝です。
当社は 代行以外にも、通関書類、船積書類の作成指導をしていますが、
セミナーの形であったり、訪問して作業を見守りながら指導させて頂く形もございます。
これらでは、必ず、貿易の仕組みをまず説明いたします。
たかが書類、されど書類。です。

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